1981年に父親からワイン造りを受継ぎ、副業でワインを生産していました。
セーヴィンケル地区の天然甘口ワインは、世界最高級品に引けを取らないと主張し続ける彼の頑固さを笑う者もいました。
しかし80年代後半、オーストリアの天然甘口ワインが国内で次第に高く評価されるようになり、そして1991年は今世紀最良の甘口ワインの年度になり、アロイス・クラッハーもこの年産のワインで、国内外での地位を確立しました。
同年、彼は本業を辞めワイン生産とマーケティングに専念しました。
同年9月にワインマガジンから受賞した「White Wine Maker of the Year」をはじめ、2000年にはイギリスで開催されたインターナショナル・ワインテイスティング(38ヶ国9300種類400名のソムリエによる審査)において"Sweet Wine of the Year"を'94'97'98に続く4回目の受賞を果たし、その他数々の表彰や賞を獲得したにも関わらず、現実をしっかり見据えているアロイス・クラッハーは、自分は非常に恵まれていると話しています。
それは、父親の実力と努力が土台となり、また高級甘口ワインに対する関心が世界的に今までになく高かったから、と言っています。
このワインについてクラッハーは20ヘクタールの葡萄園を経営。葡萄の木と土壌の手入れは父親の仕事で、収穫からは息子が担当。伝統的な品種はヴェルシュリースリング、シャルドネ、トラミナー、ヴァイスブルグンダー、そしてゼームリング88(ショイレーベ)。甘口ワインに関しては、2つの製法を採用。この地方独特の伝統的な天然甘口ワインは、伝統的な300リットルのアカシア樽でゆっくりと発酵させ、アルコール分が比較的低く(約10%)、残留糖分が高い(250gまで)のが特徴。この種のワインで爽やかさとフルーティーな味わいを実現することが、ワイン製造者にとって大きなチャレンジになります。この製法をクラッハーは「Zwischen den Seen」(湖の間)と呼んでいる。伝統を守りつつも、クラッハーは世界の甘口ワインを研究し、特にソーテルヌのバランスのとれたスタイルに興味を抱いた。「ヌーベル・バーグ」シリーズは、偉大なソーテルヌワインに敬意を表したもので、アルコール分13%、上品なバリック樽で熟成したワインは、クラッハーの世界に通用する実力を示している。
コメント葡萄品種:Chardonnay 50% Welschriesling 50%
はちみつと粒入りアプリコットジャムを思わせ、ややエキゾチックなフルーツの香り。はっきりとした桃の味わい。繊細な仕上がり。




