「繊細な人柄とどこまでも深い優しさを映し取ったワイン」
ダール・エ・リボは、ルネ・ジャン・ダールとフランソワ・リボの2人によって運営されるドメーヌです。
彼らは、ローヌ地方を代表する自然派ワインの生産者として確固たる地位を築いており、ワインの評価も非常に高く、多くの自然派ワインファンを魅了しています。
その一方で、権威的なワインジャナーリズムを嫌い、メディアへの露出が極端に少ないために、知る人ぞ知る存在であるともいえます。
しかし、彼らの生み出すワインの味わいは、実直で芯の通った素晴らしいもので、ローヌというともすれば野暮ったい味わいになりがちなアペラシオンにあって、気品と強靱さを兼ね備えた美しい自然派ワインとなっています。
栽培は、除草剤・化学肥料を用いないなどどこまでも自然な方法で行い、極限まで遅らせた収穫によって健全で完熟したブドウを得ます。
茎まで完全に熟したブドウであるため、除梗も行いません(彼らは良いワインを造るためには茎が必要と考えています)。
発酵・醸造においても、自然酵母による発酵や、清澄・ろ過を行なわいなど人為的な作業を排し、ブドウの持つ本来の純粋さをワインに映しとります。
SO2は醸造・瓶詰め段階において基本的に使用しません。
かつては、ビオディナやビオロジックを採用したいわゆる「ビオワイン」の代表的存在と言われていたダール・エ・リボですが、彼らにその事を話すと、その表情が曇ります。
彼らにとっては、美味しいワインを造ることが第一の目的であって、その為に数ある方法や選択肢の中で、最良と思われるものを探求しています
。
ビオディナミ・ビオロジックという手法に固執することは、ナンセンスなのです。
手段と目的が入れ替わってしまった生産者も多い中、彼らは常に自然と対話し、ブドウに触れ、常に最高のワインを造り続けています。
だからこそ「ビオワイン」という括りやイメージで、彼らのワインが捉えられることを残念に思うのでしょう。
彼らのワインには、従来のシラーという品種やエルミタージュというアペラシオンが備えていた頑強でスパイシーなワインというイメージがありません。
それは、従来のスパイシーなシラーというのは作られた個性であって、ブドウや畑本来の個性ではなかったからに他なりません。
実際、最近のヴィンテージにおけるダール・エ・リボのワインは、非常になめらかで優しい果実味があり、品の良さを備えたエレガンスに満ちたワインとなっています。
「ガチガチで10年も飲めないようなワイン」を無理をして造るのでは無く、より素直に、そしてより繊細にワインのピュアさや美しさを表現しています。
コメントダール・エ・リボの正真正銘トップキュヴェ。伸びやかな果実味と凛とした雰囲気を感じさせてくれる品の良さ、シルキーな口当たりなど全ての要素がバランスよく楽しめるワインです。近い将来には、幸せがグラスから溢れだすような圧倒的なポテンシャルを見せてくれます。




