リューセックは常に傑出した評判を得てきたが、1971年にアルベール・ヴュイエールに買い取られてからは、新樽が増えたことと、ボトリティス菌が多いブドウだけを収穫するためにより頻繁に畑に出るようになったことによって、品質がさらに大幅に改善された。
実際に、リューセックの批評家のなかには、ヴュイエールのワインは、熟成すると色があまりにも濃くなりすぎる(たとえば1976年もののように)と主張する者もいた。
ヴュイエールは、1984年に、大半の権利をドメーヌ・バロン・ドゥ・ロートシルトに売り、ロートシルトは、リューセックのワインづくりのためなら金を惜しまず、妥協を許さなかった。
その結果、1986年以来、現在ではこのアペラシオンの最高の6本に数えられることが慣例となっている真に深みのあるワインができ上がった。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』




