ポムロルの最も知られていないシャトーのひとつ、レグリーズ=クリネは、肥えた、汁気が多くてジューシーな、豊かに果実味に富んだ、典型的なスタイルのポムロルを多く生産している。
ワインは見事に、そして伝統的につくられているが、生産量が非常に少ないためにあまり知られていない。
畑はポムロルの丘、教会の裏手のよい位置にあり、土壌は砂と粘土と鉄分が混じった深い砂利地層である。
レグリーズ=クリネは、1956年の殺人的な厳寒の後も植え替えをしなかった数少ないポムロルのブドウ畑のひとつである。
したがって、ここには非常に古い老木があり、なかには樹齢100年を超えるものもある。
ポムロルのシャトーとしてはここより大きく、よく知られたクロ・ルネの所有者であるピエール・ラセールが、1983年までここの畑を「メテイヤージュ・システム(ブドウ畑の賃貸契約タイプ)」で経営していた。
彼は豊かでバランスのよい、しなやかな、しっかりした、そして常に巧みに醸造されたワインをつくり出していた。
それ以後、ワイナリーの経営は若くて非常に献身的なドゥニ・デュラントゥーの手にわたり、今に至っている。
彼はこの小さな畑を、非公式なポムロルのヒエラルキーの最高位につけようと努力している。
その秘密は品質に対するデュラントゥーの注目すべき関与ばかりでなく、平均樹齢40年から45年という老木にあり、さらに豊作のヴィンテージでも難しいヴィンテージでも収穫高の4分の1をセカンド・ワインのラ・プティット・レグリーズにまわすという事実にある。
ドゥニ・デュラントゥーの努力はいくら褒(ほ)めたたえても足りないぐらいである。
一瓶の値段にしてはレグリーズ=クリネは高い。
それは、鑑定家がこれをアペラシオンの上位12位のひとつと認めたからである。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
このワインについて、レグリーズ=クリネは、肥えた、汁気が多くてジューシーな、豊かに果実味に富んだ、典型的なスタイルのポムロルを多く生産している。ワインは見事に、そして伝統的につくられているが、生産量が非常に少ないためにあまり知られていない。畑はポムロルの丘、教会の裏手のよい位置にあり、土壌は砂と粘土と鉄分が混じった深い砂利地層である。
レグリーズ=クリネは、1956年の殺人的な厳寒の後も植え替えをしなかった数少ないポムロルのブドウ畑のひとつである。したがって、ここには非常に古い老木があり、なかには樹齢100年を超えるものもある。
ポムロルのシャトーとしてはここより大きく、よく知られたクロ・ルネの所有者であるピエール・ラセールが、1983年までここの畑を「メテイヤージュ・システム(ブドウ畑の賃貸契約タイプ)」で経営していた。彼は豊かでバランスのよい、しなやかな、しっかりした、そして常に巧みに醸造されたワインをつくり出していた。それ以後、ワイナリーの経営は若くて非常に献身的なドゥニ・デュラントゥーの手にわたり、今に至っている。彼はこの小さな畑を、非公式なポムロルのヒエラルキーの最高位につけようと努力している。
その秘密は品質に対するデュラントゥーの注目すべき関与ばかりでなく、平均樹齢40年から45年という老木にあり、さらに豊作のヴィンテージでも難しいヴィンテージでも収穫高の4分の1をセカンド・ワインのラ・プティット・レグリーズにまわすという事実にある。ドゥニ・デュラントゥーの努力はいくら褒(ほ)めたたえても足りないぐらいである。
一瓶の値段にしてはレグリーズ=クリネは高い。それは、鑑定家がこれをアペラシオンの上位12位のひとつと認めたからである。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
コメントこのヴィンテージで最も畏敬(いけい)の念を起こさせるワインのひとつ、レグリーズ=クリネの1995年は、樽から出したときも瓶を開けたときも、信じられないほどすばらしかった。色は非常に濃い紫で、アロマの点では閉じているが、ブラックラズベリー、キルシュ、煙、チェリー、そしてトリュフの混ざった香りを確かに示している。フルボディで豊かで、タンニンは高いが、果実味と豊かさのレベルは深い。この濃密で、非常によく輪郭のとれた、層になった多面的なレグリーズ=クリネは、究極の潜在能力を暗示するばかりである。これはどうも製造過程に秘密があるように思われる。私はこのワインを口に含んだときの並外れた舌触りを忘れることができなかった。重みはないが、強さと豊かさがある、まさにワインづくりの離れ業(わざ)だ!
飲み頃予想:2008年から2030年
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