現在、ピション=ロングヴィル=コンテス・ドゥ・ラランド(一般的には、『ピション・ラランド』と短縮して呼ばれる。
)は明らかに人気が高く、そして1978年からは、ポイヤックのなかでも一貫して輝くばかりのワインをつくり続けている。
多くのヴィンテージで、この地域の3つの有名な一級シャトー(ラフィット、ムートン、ラトゥールの3つ)と張り合い、時には優っている。
ワインは知的な造り方をされ、暗い色合いで、しなやかで果実味に富み、なめらかで、若いうちから飲める。
ピション・ラランドには必要なタンニン、深み、豊かさがあって、10年から20年、ゆっくりと熟成させることができる。
メルロの割合が高い(35%)ことで、ワインの柔らかく、肉付きのよい特徴の一部は説明できるだろう。
(講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より)
このワインについてオーナーのランクザン夫人はシャトーに住んでいるが、場所はピション=ロングヴィル・バロンから道路を横切ったところだ。ブドウ畑はポイヤックとサン=ジュリアンの両方にまたがり、後者の性質がしばしばピション・ラランドのしなやかなスタイルの原因とされる。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
コメント唖然とするほどすごいワイン。
ピション・ラランドの1983年は、何年もの間、豪華に飲めた。特にメドック北部の最も上質な1983年もののひとつである。色は暗いルビーから紫を保ち、エッジがやや薄くなっている。
ローストしたハーブと甘いジャムのようなブラックカラント、トーストのはじけるようなノーズの後に、フルボディの、ゴージャスに凝縮されて、釣り合いもとれたワインがくる。酸度は低く、グリセリンがたっぷりあり、口に含むと、風味に富んだ、非常にエキス分の多い、肉付きのよい感じがある。常にヴィンテージの花形のひとつだ。講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
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