高級なワインショップに足を踏み入れると、そこには数々のワインボトルが並んでいます。どれを購入しようかと商品棚をさっと見渡して、その数の豊富さに圧倒させられるかもしれません。ボトルの値段を見て、なぜこんなにも値段の差があるのかと再確認したことはありませんか?なぜ同じシャルドネでも、こっちは1500円で、もう一方は5000円もするのでしょう。
それは、全て産地と土地に関係しています。何世紀にも渡るワイン醸造の経験から、ワイン製造者はぶどうの栽培に最高に適した場所を見つけ出しました。法律によって、ワイン区域ではエーカーごとに栽培できるぶどうの量が決められています。栽培量が一定値に達したら、別の場所でぶどうを栽培するか他の栽培者からぶどうを購入するしかありません。 そしてぶどう畑=土地を入手するのに多額の資金がかかることは言うまでもありません。
もう一つワインの値段を決定する要因となっているのは、ぶどうの栽培と購入にかかるコストです。例えば、米国の場合、カリフォルニア・ナパ地区でぶどうを栽培するには1エーカーにつき6000ドルかかります。しかし、製造者がぶどうを自分たちで栽培せず購入した場合、今日の栽培醸造市場では、品質にもよりますが、シャルドネで1トンあたり1200ドル?2000ドルです。比較対象としてソーヴィニヨン・ブランを見てみると、その場合1トンあたり700~800ドルになります。これだけでも、ソーヴィニヨン・ブランが一般的にシャルドネよりも割安な理由がわかりますよ。
ワイン作りの製法も最終価格を決定するのに影響します。ワイン熟成に木樽を使用しているかがそのいい例でしょう。熟成に新品のフランス産オーク樽を使用している場合、一つあたり7万円程度します。
またどの商品にも言える事ですが、需要と供給のバランスも影響します。シャルドネが何年も前にカリフォルニアで白ワインの王様となった際、多くのワイン醸造者が競ってシャルドネを栽培しました。その結果、文字通りワインの湖を生み出す程シャルドネが生産され、それにより価格が下がりました。メルロにおいても同じことが言えます。低価格で毎日ガブガブ飲めるハウスワインは消費者を魅了する一方、バイヤーは慎重にならなければなりません。ワインにおいては、小売店で売られているものはたいてい値段に見合ったワインだと思われます。
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