ワインを飲むのは簡単ですが、ワインについて語るのはちょっと・・という方が多いですね。
鼻や口の中に広がる感覚を言葉で表現するのは誰にとっても難しいものです。しかし、ワインについて学びたいのであればそれは非常に重要なスキルです。そうでないと、ワインの良し悪しに関する自分の好みや経験を他の人と共有しづらいからです。
ワインを飲む人それぞれに個人的嗜好があるのは当然です。ですが、熟練のテイスターは専門用語を理解していますし、それが共通言語になっているのです。誰にでも分かる簡単な用語もあります。例えば「甘い」や「酸味がある」などです。初心者には分かりづらい用語もありますが、それらはワインを表現する最も基本的な用語の一部です。このような専門用語を必ずしも使う必要はありませんが、ワインに対する自分の印象を他の人に伝えるには役立ちます。
これらの専門用語を学ぶ一番単純明快な方法は、ワインに詳しい人から習うことです。無料で、もしくは安くワインテイスティングができるところで周りの人が言うことに耳を傾けてみてください。会話に参加しなくても自分の印象と、より経験豊富なテイスターのコメントを比べてみましょう。
レストランで、最初に目についたワインを注文するのは止めましょう。注文をする前に、まずソムリエやウェイターに質問することで色々勉強になることがあるでしょう。たいていのソムリエやウェイターは好みのワインについて語るのが大好きです。
以下に最も頻繁に使用されるテイスティング用語をご紹介します。
ボディ:口に広がるワインの 重量感とふくよかさです。牛乳に置き換えて考えてみてください。スキムミルクはライトボディ、全乳はミディアムボディ、生クリームはフルボディです。
フルーティー:ワインは当然ながら葡萄から作られていますが、発酵という魔法がワインに他のフルーツの微妙な香りも加えます。単純にフルーティーと感じる人もいますし、もっと具体的に表現する人もいます。例えば白ワインには青りんごや梨、赤ワインにはラズベリーやチェリーの風味といった具合に。
辛口・やや甘口・甘口:辛口ワインは発酵後の残留糖分が全くありません。やや甘口のワインは多少甘みを感じるものの、スパイシーな料理に合わせるような甘味の強いワインではありません。甘口ワインは普通はデザートワインのことで、通常はデザートと一緒に飲んだり、食後酒としてワインのみを頂くことが多いです。
白ワインは辛口から、やや甘口か甘口まで様々です。赤ワインは基本的に全部辛口になりますが、辛口といっても心地よいフルーティーな香りがするワインもあります。
タンニン:普通は赤ワインにしか含まれません。タンニンはワインの質感を決めるのに重要な役割を果たします。タンニンが少ないとワインがやや苦くなり、口の中がチリチリするような感じがします。タンニンが多い場合は、ワインがひどく渋くなり、口の中の水分を全部吸い取られたような感覚になります。濃い紅茶を飲んだ時と同じような感覚です。
「辛口」ワインは好きではないという人が多くいますが、その殆どが本当は「苦くて渋い」ワインが好きではないと意図している場合が多いのです。辛口というのはあくまでワインの甘さのレベルをあらわすものであることを覚えておいてください。タンニンのあまり多くないワインを表現する際は、「柔らかい」または「滑らか」という表現を使ってください。ワインのプロであれば必ずその意味を理解してくれるはずです。
酸味:酸味は比較的分かりやすいでしょう。レモン汁を思い浮かべてください。酸味は舌を舐めたくなるような感覚になりますが、ワインに活気を与えるものです。ワインの酸味が好きな人は、そのようなワインを強い、または生き生きしたと表現するでしょう。酸味があまりに強い白ワインは、しばしば酸っぱいと表現されます。
どのワインにもある程度の酸味は含まれていますが、普通は赤よりも白の方が、やや甘口や甘口ワインよりも辛口ワインの方が酸味を強く感じられます。
料理と同じように、個人個人によってワインに対する印象は異なります。ある人にとっては「強い」と感じるワインも、他の人にとっては「酸っぱい」と感じるかもしれません。丁度いい甘さと感じるワインも別の人には甘すぎるかもしれません。しかし、基本的な用語を理解すれば、少なくとも共通の接点ができると思います。
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