ワイン通販ショップiwine.jp 世界各国のワイン、ヴィンテージも豊富

商品の絞り込み

このカードを利用してのお支払いが可能です。

credit cards

ブドウ品種について

ブドウ品種

ブドウは植物学上、大きく次の系統に分けることができます。おもにワイン用に使用するのは、ヴィティス・ヴェニフェラ系の品種です。

ヴィティス・ヴェニフェラ (Vitis Vinifera): ヨーロッパ系ブドウ。主にワイン用
ヴィティス・ラブルスカ (Vitis Labrusca): アメリカ系ブドウ。主に生食用
ヴィティス・リパイア (Vitis Ripaia): アメリカ原産。フィロキセラ対抗性があり台木として用いられる
ヴィティス・ルペストリス (Vitis Rupestris): 同上
ヴィティス・アムレンシス (Vitis Amurensis): アジア東部原産。
ヴィティス・コアニティ (Vitis Vinifera): 山ブドウ。

ヴィニフェラ系品種は約5000の個別品種に分類され、そのうち現在も栽培されているものが約1000種類、ワイン醸造に用いられているのは約100種類です。 ワイン作りに使用されるだけでも100種類と多く、それぞれが持つ個性も様々な事に加え、栽培する国や地域の土壌や気候によって、同じ品種でも異なった風味や味わいを持っています。

また、産地によっては、これら品種を単独で使用したり、混醸、ブレンドなどの方法で、地域の伝統を守ったり、新しい味わいを求めたりと、まことに「多種多様」なのです。

ワイン醸造のブドウ品種

白ワイン用ブドウ品種—カベルネが赤を代表するならば、シャルドネは世界の白ワインの代表ともいえます。フランスの偉大なブルゴーニュの白ワインとなる品種であるのみならず、シャンパンの主要な原料品種でもあります。また世界中に知られたシャブリの原料ブドウでもあります。シャルドネは、現在世界で最も人気の高い品種となりました。シャルドネはその適応性のよさから、世界のどのブドウ栽培地でも栽培可能な品種で、例外なく高品質のワインを生み出しています。カリフォルニア産のシャルドネはその素晴らしい一例であるといえます。シャルドネは、充分な配慮のもとに丁寧に造られると、熟したイチジク、桃、蜂蜜、バター、へーゼルナッツ、スパイスなどの味わいが豊かで、ふくよかで複雑味のあるワインとなります。ミネラルや火打石、スモーキー・フレーバーなどを地域の土質と一緒に併せ持ち、しっかりとした酸味はあるが強い酸っぱさは感じない、芳香と風味のバランスが良く、アルコール強くコクもあるワインになります。また他の白ワインと違って、オーク樽での熟成がとても相性が良いブドウです。

白ワイン用ブドウ品種—酸味があり引き締まったスタイルのソーヴィニヨン・ブランは、フュメ・ブランとも呼ばれライトからミディアム・ボディで、青草のようなハーブ系の香りと味わいが特徴です。一方、温暖な気候で栽培されると、果実味が増し、メロンのような風味が出る。このブドウは、カリフォルニア、ニュージーランド、北イタリアでも重要な品種となったが、本来はフランスのロワールとボルドーがその産地として有名です。 ソーヴィニヨン・ブランはブレンド用のブドウとしても使われているが、サンセールやプイイ・フュメでは単一で造られる場合があります。シャルドネほど厚みと複雑味はありませんが多様性のある品種といえます。どこでも育ちやすく、オーク樽の使用の有無にも応用性があり、若くフレッシュな時でも、また数年間、熟成させても楽しめます。さらに、遅摘みにしてすばらしいデザートワインにもなる品種でもあります。通常はミント、レモン、青りんご、木の葉、スグリ、ピーマン、芝草などの香り、空気に触れると麝香、ハーブ、ミネラルなどの香りをもっています。酸味は強く、やや酸っぱい感じがし、果実味は口中でよく広がり、ボディは中程度です。アフターは長くはないが若干の苦みを感じます。ソーヴィニヨン・ブランはボルドー (ボルドーではセミヨンとのブレンドが盛ん) や南アフリカ、カリフォルニア、ワシントンでも栽培されています。カリフォルニア産の一部のソーヴィニヨン・ブランには若いイチジクやホワイトメロンのフレーバーを彷彿させるものもあります。

白ワイン用ブドウ品種— 世界で最も一流とされるゲヴェルツトラミナーはフランスのアルザス地方のものですが、この白ブドウはリースリングが栽培されるような寒冷な気候の地域でも栽培されています。存在感のあるはっきりとしたフレーバーはライチの堅果、ピーチ、アプリコットが感じられ、時にコールドクリームのようなフレーバーも感じさせることがあります。

白ワイン用ブドウ品種 (赤ワインに混醸される事も・・)— この気品溢れる白品種は、コンドリューやアルデシュなどローヌ・ヴァレーの偉大なワインとして知られ、世界の市場で確固たる人気を得ています。世界的に消費者は、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランの他にも食事に合わせやすい白ワインを求めており、その需要は年々高まりつつあります。アメリカでは西海岸、東海岸で栽培量も増えている品種です。ヴィオニエは品種独自の風味があり、フルボディのシャルドネに取って代わるすばらしい触感を供えています。発酵は、鮮明なアロマと、切れのよさが桃やアプリコットの風味を強調するように、ステンレス製タンク(樽との接触を避ける)の方法と、カリフォルニアで広く行われている古いオーク樽で発酵と熟成を行い果実の自然の風味に複雑さを加味する方法があります。アニス、みかん、イチジクのニュアンスがスパイシーなアロマにうまく融合して、女性的に仕上がるものもあれば、筋肉質のたくましいワインにも変身します。こういったスタイルの変化にはどこで栽培されたかが大きな要因となるのです。温暖な産地では熟したやわらかさが生まれ、涼しい産地では酸味と繊細さが目立ちます。しかしどの産地にも言えることは、ヴィオニエはやや若さが感じられるうちに飲むのがベストだということでしょう。

白ワイン用ブドウ品種— ピノ・ブラン同様、白ワイン用のピノ品種の一つです。リースリングやゲヴェルツトラミナーと同じく冷涼な気候で育ちます。最も有名なのはイタリアの最北端のもので、特にこの地域はアルプスとアルザスの境目にあたり、アルザス側ではトカイ・ ピノ・グリとしても有名です。アメリカでの栽培は、オレゴン州がおいしい新鮮なピノ・グリージョ生産地としてトップに躍り出ています。そのフレーバーにはほのかなアーモンドの香り、レモン、バニラの香りが漂います。

白ワイン用ブドウ品種— 白ワイン用の品種であり、ピノ・グリージョや赤ワイン用品種であるピノ・ノワール、ピノ・ムニエを含むピノ系品種の仲間です。ブルゴーニュ地方や南フランスではシャルドネやアリゴテと共に栽培されていることが多いです。またアルザス地方においてはより名高い品種になります。北米では、数は少ないが一流のピノ・ブラン醸造業者がカリフォルニアに存在します。ピノ・ブランはシャルドネに似たフレーバーを持っていますが、ボディは軽めで繊細であります。

白ワイン用ブドウ品種— ボルドーや南西フランスの黄金色の葡萄品種です。この葡萄は果皮が薄く貴腐菌が繁殖しやすいので、ボルドー、ソーテルヌの素晴らしい甘口ワインの原料として重要な位置を占めています。そのことによって、世界的に名声を馳せ、多くの国々で広く栽培されるようになりました。しかし、最近は、辛口ワインの需要が高くなって、ボルドー以外の地域や他の国で、この品種はやや斜陽の品種になってきています。

白ワイン用ブドウ品種— 白ワイン用の偉大な品種。「リースリング種といえばドイツ」と思い浮かべるほど密接に結びついていますが、東欧やニューワールドでも栽培されています。リースリング種でつくるワインは基本的に長命で、他のワインとはっきり違う独特の個性を持っています。栽培される土壌の特徴をワインに取り込む能力という点でも世界的に重要で、最良質の白ワイン用葡萄といえます。現在、リースリング種でつくられるワインの平均残留糖分は次第に減ってきてはいますが、アイスヴァインや、ベーレンアウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼ、その他ドイツ以外のワインであっても、この品種は優れた甘口ワインを産み出すという個性を持っています。この葡萄は耐寒性を持っていて、比較的冷涼な土地でも栽培できます。 フランスのアルザスでは、この葡萄から良質な辛口ワインをつくり、よく知られています。魅惑的香りをもちつつアルコールの強い極辛口の味わいに仕上ります。レモン、グレープフルーツ、ライム、空気に触れると菩提樹、ハーブ、ゴム、石油やミネラルの香りも持っています。時間が経つと洋ナシ、白い花の蜜の香りが現れます。アタックは果実味を中心に、フレッシュな甘み、そのあと酸味はしっかりあり、ボディは中程度です。アフターは長く、スパイシーさも併せ持つっています。

白ワイン用ブドウ品種— 生食とワインの両方に用いられる偉大な品種の一つです。「マスカット」と呼ばれる葡萄と同じ仲間です。ミュスカ種は色々な果実を持つ四つの主な品種があり、葡萄そのものの味がするワインになる数少ない葡萄のうちの一つです。 マスカット・ハンブルグ種「Muscat Hamburg」とマスカット・オブ・アレキサンドリア種「Muscat of Alexandria」は、ワイン用と生食用の両方のために栽培されています。ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン種「Muscat Blanc a petits grains」は最も古く、最も優れたもので、凝縮された味わいのワインとなります。もう一種類はミュスカ・オットネル種「Muscat Ottonel」という品種です。葡萄の中で最初に識別され、確認されたのがミュスカ種と考えられており、何世紀にもわたって地中海周辺で栽培されてきました。 ラングドック・ルーション地方のミュスカ種からは、非常に豊かな香りが特長の甘口ワインが、アルザスのミュスカ種からは辛口白ワインがつくられています。

赤ワイン用ブドウ品種— ボルドーのメドック地域のワインを代表する品種で、恐らく世界で最高の赤ワイン用品種だといえるでしょう。気候が寒すぎない限り、世界中どの産地でもよく育ち、フランスの特定のアペラシオンやカリフォルニアのナパ・ヴァレーでは、驚くほど重厚で複雑味溢れるワインを造り出してくれます。カベルネ・ソーヴィニヨンはメルロ、カベルネ・フラン、またはプティ・ヴェルドとブレンドすることにより、さらに特性と複雑味が増し、(特にボルドーの場合)タンニンを和らげるという説に対し、他の造り手(特にカリフォルニア)には、ブレンドしないほうが複雑に仕上がると考える向きもあります。胡椒、黒スグリ、インク、シナモン、トースト香、杉の香り、熟成すると下草、マッシュルーム、腐葉土、干しプラム、 ジャム、コーヒーなど多様な香り、シナモン、トリュフの香りももっています。タンニンが強く果実味がしっかりあり、アフターは長く、熟成するとタンニンがまろやかになり全体の調和が取れてきます。

赤ワイン用ブドウ品種— カベルネ・ソーヴィニヨンよりもやや小さめの品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンと同じ区域で栽培されます。通常は、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロとブレンドされることが多い品種です。この品種の最も注目すべき地域はボルドーの右岸で、シャトー・シュバル・ブランやル・パンなど新旧のスーパー・ワインが造られていることです。またロワール渓谷で作られるカベルネ・フランのみを使用したシノンやブルグイユも大きな市場を持っています。カベルネ・フランは独特のすみれのアロマと、かすかに感じるスパイシーなフレーバーが特徴的な品種です。

赤ワイン用ブドウ品種— フランス・ボルドーで最も多く栽培されて、愛されている赤ワイン用のブドウ品種です。 この品種の歴史は新しく、メドックでは19世紀になって初めてこのブドウに関する記述が見られるようです。 メルロ種の性格がカベルネ・ソーヴィニヨン種とのブレンドに非常に適しているので、主役と見なされないこともあります。しかし、豊かな果実味、控えめなタンニン、甘味はメルロ種の長所といってよく、この品種の滑らかさがあってこそのボルドーワインという面も見逃せません。特に、サンテミリオンやポムロールの銘酒には「シャトー・ペトリュス」をはじめ、この品種を主体にしたものが多くあります。 房が大きく青黒色、タンニンはカベルネ種よりは少なめだが糖度は高く、同じ畑で栽培された場合メルロ種の方がアルコール度数のやや高めのワインになり、樽熟成にも適した性格を持っています。イタリアでも広く栽培されています。収量が多いことも人気の一因ですが、イタリア各地の地元のブドウとはっきり違った個性を発揮してくれるという点に、生産者が魅かれることが大きいようです。また、カリフォルニアの風土がこの品種によくあい、十分な酸味を含んだ成熟した果実から、素晴らしいワインが産出されています。日本では長野県が栽培適地と考えられていて、小諸メルロ、千曲川産メルロや桔梗ケ原などのワインがあります。 ワインはブドウ果実の香りが高く、プラムのような香りを含んでおり、口当たりも良く、まろやかな風味を持っています。

赤ワイン用ブドウ品種— ピノ・ノワールは最高の状態で収穫されると、リッチで、複雑なブラックチェリー、赤いベリー系、土系、スパイスの味わいをもたらし、ハーブ、コーラ、ベーコン、バラの花などあらゆる要素を感じさせるアロマが得られます。ブドウ栽培家にとっても醸造家にとっても、ピノ・ノワールは究極のチャレンジであり、至上の報酬をもたらす品種なのです。ピノ・ノワールの代表作品はフランスのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、シャンベルタンなどの特級ワイン。ピノ・ノワールは高アルコール、薄い色合い、低いタンニン(もちろんオーク樽熟成によりタンニンのレベルは異なるが)で仕上がることも可能なのです。ワイン界の発展で最もエキサイティングなことの一つに、オレゴンやカリフォルニアの生産者が伝説的な赤ワインであるフランスのブルゴーニュと肩を並べて、最高級のピノ・ノワールを造るようになったことがあげられます。栽培や醸造の困難な気難しいピノ・ノワールのような品種になぜ世界中の人が躍起になる理由は、最高のピノ・ノワールには他の品種には真似できない、妖艶とも称される官能的で優しく複雑な風味をもたらすからなのです。 ドイツではシュペートブルグンダー、イタリアではピノ・ネロPinot Neroと呼ばれ、良質なワインを生み出しています。 基本的には赤いベリー、いちご、さくらんぼ、カシス、オークの香りを持ち、バニラ、熟成するとなめし皮、動物、チョコレート、トリュフのニュアンスがあります。また口中では甘さが広がり、酸味とタンニンが後から感じられるというようなワインになります。

赤ワイン用ブドウ品種— シラーはリッチでフルボディ、複雑でスパイスの豊かな長期熟成型のワインになる品種。フランスのローヌ地方で繁茂し、有名なエルミタージュやコート・ロティを生み出しています。また、オーストラリア(当地ではシラーズと呼びカベルネとブレンドすることが多い)でも最も人気の高い品種で、カリフォルニアでもシラーは注目をあびていて、近年はローヌ系品種の栽培が著しく増加しています。シラーは、ワインに骨格を与え構成をしっかりとするために他の品種とブレンドすることがあります。かの昔、ボルドーではローヌからシラーを取寄せ、混醸していたこともあったそうです。また、スタイルの上ではベリー系の果実が豊かなソフトでミディアム・ボディなものから、ローストしたペッパー、ブラックチェリー、スモークを感じる色の濃いパワフルなスタイルまで多様です。カリフォルニアのジンファンデルのように、アメリカ産のシラーはフルボディにも仕上がるが、ジンファンデルと異なり、果実味よりもスパイス香を強調したワインが多い様に思えるます。すみれ、バニラ、コーヒー、チョコ、サクランボ、カシス、プラム、漢方薬と土の香りを持っています。

赤ワイン用ブドウ品種— 日本で一番良く知られるワイン「ボジョレー」に使われる早熟で早飲み用品種です。モルゴン、フルーリ、ムーラナヴァンなどの村名畑(クリュ・ボジョレー)のものは数年の熟成も可能で、ふくよかで果実味溢れる芳香を持っています。またロワールでも良質なワインを生み出す他、最近ではカリフォルニアでも産出しています。サクランボ、いちご、スミレ、カシス、バナナ、カンゾウ、甘い香りを持っています。タンニンが少なく、その為甘さを感じワインになります。アフターにフレッシュな酸味も感じられます。クリュ・ボジョレは色が濃くタンニンもしっかりしています。おなじみのボジョレー・ヌーヴォーの場合はマセラシオン・カルボニック製法を用い、超早飲みとして出荷されます。

赤ワイン用ブドウ品種 (ホワイトジンファンデル=ブラッシュ製法≒ロゼ)— ジンファンデルは、主にカリフォルニアのみで栽培されており、米国では赤ワインの中でも非常に好まれ、愛されている品種です。その歴史は未だ解明されておらず、イタリアのプリミティーヴォやクロアチアの品種に関係しているのではないかという科学的見解もあります。口いっぱいに広がる濃厚なベリー感は、時にジャムのような、腰の強いテイストと表現されます。ホワイトジンファンデルは、ジンファンデルを発酵の段階で黒い果皮を除いて製造されたものです。

主として赤ワイン用ブドウ品種 (グレナッシュは黒ブドウ品種と白ブドウ品種がある)— グレナッシュはグルナッシュ(フランス語)ガルナッチャ(スペイン語)などと表記しますが、語源は同じで、黒ブドウと白ブドウがあります。黒ブドウは(グルナッシュ・ノワール/ガルナッチャ・ティンタ)暖かい地域でよく育ち、通常はスペイン産テンプラニーリョや、フランス産サンソーやカリニャンなどの他の品種とブレンドされます。その他ロゼワイン用にも使用されています。スペインやフランスに加え、カリフォルニアやイタリア、オーストラリアなどの他の温暖な地域でも栽培されます。白ブドウはグルナッシュ・ブランまたはガルナチャ・ブランカと呼ばれ、南フランス、スペインなどで、辛口ワイン用として多く使用されています。

赤ワイン用ブドウ品種— 非常に古くから知られるイタリアの品種です。16世紀に書かれた著書の中で、すでに、とても品質の優れたワインになる原料葡萄として挙げられています。品種名の語源は、sanguis jovis 「ジュピターの血」だといわれ、この葡萄の歴史の古さがしのばれます。 イタリアで古くからこの品種が栽培されてきたことで、各地の葡萄畑にはその亜種・変種も多く、この葡萄からつくられるワインも多岐にわたり、ほとんど飲むに値しないものから、見事なワインの真髄といっていいような、何世紀もの間その美しい色と濃さを保つと想像されるようなものまであるのです。その両極端の間に、世界で最も繊細な赤ワインや、最良のボルドーを思わせるブレンドワインなどが存在します。この葡萄は、ほとんどイタリア全土で栽培されているといって過言ではないくらい多く栽培されています。特にフィレンツェからフォルリに至るアペニン山脈の両側で広く栽培され、この地域では他品種がほとんど見られないという事も珍しくはないのです。サンジョヴェーゼ種は、バルベーラ種と共にイタリアの赤ワイン用品種のトップの座を競っています。

赤ワイン用ブドウ品種— スペインを代表する品種。リオハの高級赤ワイン用原料葡萄として知られ、リオハ地方に限って多く栽培されていることから、この地方を原産地とするか、あるいは非常に古い時代にここにもたらされたものと考えられています。 Tempranillo の「Temprano」は、「早い」という意味で、この葡萄はリオハのもう一つの重要な品種ガルナッチャ種に較べて2週間も早く、9月末には完熟期をむかえます。 スペイン人にとって、リオハは「ボルドーであり、ブルゴーニュでもある」ので、このテンプラニーリョ種はカベルネ・ソーヴィニヨン種とピノ・ノワール種の性格を兼ね備えていると受け取られているようです。他のスペインの品種とは違ってピノ・ノワール種同様耐寒性に優れ、また、果皮が厚く、深い色を失わずに熟成するカベルネ種のような長期熟成型で、素晴らしいブーケが期待できるワインとなります。

赤ワイン用ブドウ品種— 生産性が高く、多目的に使うことのできる品種です。原産地とされるイタリア・ピエモンテ地方では、赤ワインの半分以上がこの葡萄でつくられています。タンニンが柔らかく酸味が高いという基本的な個性はあるが、栽培地ごとに違いがあり、軽くて酸味の強いものから、若々しい微発泡のもの、またオーク樽を使って長期間寝かせたパワフルで濃厚なワインなどいろいろに仕上がります。  ピエモンテ地方以外では、ロンバルディア州、またエミーリア・ロマーニャ州でも多く栽培され他の葡萄とのブレンドに使われています。この葡萄は他のヨーロッパ諸国での生産は少ないが、イタリアの移民がアメリカ大陸に持ち込み、アルゼンチンでは広く栽培され、コクのある長期熟成に耐えるワインを産み出しる。またカリフォルニアでも栽培されています。

赤ワイン用ブドウ品種— ラングドック&ルーション、プロヴァンスなどフランス西南地方で多く栽培される。フルーティな赤や、軽快なロゼワインの原料となります。また新世界エリアでは南アフリカなどでも生産されています。

赤ワイン用ブドウ品種— とても寿命の長いワインを産み出す偉大な品種です。葡萄畑の土壌や気候条件に敏感に反応する品種でもあります。この品種は、イタリア、バルバレスコとバローロの限られた地域だけで素晴らしい結果をもたらしているのです。そこで収穫されるネッビオーロ種でつくるワインは非常に複雑な香りを持つようになり、比較的高い酸とタンニンとの調和を保ち、芳醇さを存分に発揮しています。 この品種でつくるワインは「真っ黒」に見えることさえあるほど非常に色が濃く、若いときはタンニンが強いが、ボトルの中で年月を経ると魅惑的な香りのワインになります。イタリア北西部のピエモンテ原産で、良質なワインはほぼここに限定されています。 この葡萄の収穫期の10月頃に、この地域では頻繁に霧(イタリア語でネッビア)が発生し、それにちなんだ名前とされていいます

赤ワイン用ブドウ品種— ボルドー原産品種で、18世紀にはボルドー全域で栽培されていました。(フィロキセラ以降栽培されていない) 熟期も遅く9月に雨の降るボルドーでは完熟できない品種で、本家ボルドーではほぼ絶えてしまいました。現在ではチリだけに現存する品種となってしまいました。チリではカルメネールを長い間メルロと同品種だと考えられていましたが、1992年にフランスの葡萄学者クロード・ヴァラがその間違いを指摘し、カベルネ系統のカルメネールであると認定しました。チリのオリジナル品種として最近注目されてきた品種です。